タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

噴火口に架かるつり橋

 この橋は2年以上前から訪れたいと思っていた橋です。
 パタヤから400㎞のタイ東北部ブリラムの手前、数㎞のところにある、
 噴火口に架かるつり橋です。


「噴火口に架かるつり橋」というコメントを読んで、エッ、嘘だろと思ったのは2点
・噴火口に橋を架けるなんてありえないだろ
・タイに火山があるのか?しかもタイ東北部の大平原に 

Kradong Volcanoとあり、確かに噴火口の跡。
ただし、火山といっても、徒歩10分で麓から外輪山まで登れる山です。

この吊り橋は、タイでは非常に珍しく、ほぼすべての部材がスチールでできています。
通常は吊り橋主塔を鉄筋コンクリートで作りますが、この橋はこれも鋼材。
まあ、ワイヤーが錆びるのと主塔他の部材が錆びるのとが、同じ程度に進行して
同時に使用限度を越えれば廃棄すればいいだけなので、問題はありませんけど。


ちなみに、タイらしく、再塗装等のメンテナンスはなされていません。

歩行者荷重を抑えたかったのか、この橋は歩廊の幅を主塔内幅より狭く絞っています。
結果、メインワイヤーとハンガー/横繋ぎワイヤーが面として傾き捩れ、
独特の景観を形作っています。

吊り橋本来の形ですが、主塔位置で歩廊を支えていません。浮いています。
まあ、歩廊タイプだから縁を切っているだけかもしれませんけど。


ちなみに、つり橋端部でも歩廊は吊られているだけなので、橋台と歩廊を跨いで揺らすと、
盛大に横揺れします。

全体で見れば、周辺風景に溶け込んだいい橋です。
自己主張しない橋が好きですね。