今日の星空
我が太陽系に一番近い恒星、α ケンタウリを期せずして見ることとなりました。
昨晩というか、今朝3時半のパタヤ上空の雲の状況。
タイランド湾上に薄雲があるようですが、宇宙からパタヤの光害が割とすっきりと見え、
雲がなさそうな感じ。ちょっと空でも見てみるかと。
なんだ、意外と雲あるじゃん。
では記念写真というわけでもないけど、24㎜広角で1枚とっておこうかと。
写真の準備をしている時から、右のビルの直上に、2つの明るい星があることは視認できていて、プラネタリウアプリで確認するとケンタウルス座。
見えているのはケンタウルス座のα星(全天で3番目に明るい恒星)とハダルという星。
二つ並んでいますが、左の方が凄く明るく見えます。
ケンタウルス座のα星は、実は3つの星からなる恒星系。
αケンタウリ(ケンタウルス座のα星):0.14等級
βケンタウリ(ケンタウルス座のβ星):1.24等級
プロキシマケンタウリ:11.1等級 プロキシマとは、ラテン語で最も近いという意味。
このケンタウルス座のα星は地球に最も近い恒星で、距離は4光年。
上記のように明るい星2つと肉眼で見えない星1つからなりますが、実は地球に最も近いのは、名前の通りプロキシマケンタウリだそうです。
写真を拡大するとケンタウルス座の各星々と地平線に沈みかけている南十字が見えます。
残念ながらωケンタウリ(おめがけんたうり)は雲に隠れて見えません。
他のε星、γ星、ζ星は3等級ですが、ωケンタウリは6等級だから雲には勝てません。
ωケンタウリ ヨーロッパ南天文台での写真
ωケンタウリは星ではなく、銀河系で一番大きな球状星団です。
ハレー彗星で有名なエドモンドハレーがセントヘレナでの観測で「明かる斑点」。
実際には1000万個の星からなる星団。
日本からも見えますが、南中高度が低いため作例が少ない天体です。
望遠鏡が入手出来たらまずは筒先を向けてみたい天体の一つです。
余談ながら、ωケンタウリ、オメガケンタウリで画像検索すると、漫画キン肉マンの画像が沢山出てきます。世代は合っているはずですが、漫画を読まずに育ったので、どれがωケンタウリなのか、不明なままです。
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