タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

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県境を越えた移動の中止もしくは延期の勧告

大使館からのメールによれば、「仏暦2548年非常事態における統治に関する勅令」(非常事態令)第9条に基づく決定事項(第1号)第13項において,県境を越えた移動の中止もしくは延期の勧告が発表されたとのこと。


 県内各道路沿いに健康チェックポイントが設けられ、出入りをチェックされるようになりました。


 この措置そのものは2日前の非常事態宣言を受けて、各道路に設けれた検問よりちょっと厳しいもののようです。
 報道(Chonburi Governor announces checkpoints in the Chonburi Province - The Pattaya News)によれば、covid-19症状の確認、移動のデータ収集が目的らしく、
①検温( temperature checks)
②個人データ収集( collection of personal data)
③IDチェック(Including passport for foreigners)
④公式アプリのダウンロード(download an official phone application to assist in tracking of the individual)
となっています。
 ②と③の違いがよくわかりませんが、従前の検問の際は「行き先確認」がありましたから、②はこれに相当するものかもしれません。
 ④は従前、タイ入国が厳しくなった際(現在ではWP所持者以外、入国不可能)、イミグレでスマホにダウンロードするように命じられ、係員が確かに作動するか確認していたアプリと同様のものらしく、スマホの使用を通して、個人の移動経路を特定できるもののようです。政府の言い分としては、濃厚接触の疑いがある場合、個人所在を捕捉できるようにとのことらしいですけど。

 道路沿いに設けられた健康チェックポイントは上図の通りで、メインチェックポイント(図中大丸2か所)とマイナーチェックポイント(図中小丸5か所)が設置されています。両者の違いは不明です。チョンブリー県の場合、ほとんどがoutbound(流出方向)のチェックポイントとなっており、隣接県側でもoutboundをチェックすることにより補完しあうのだと思われます。設置個所はほぼ県境付近です。図中、県中央の海岸沿いに1か所ありますが、これはレムチャパン港から出てくる車をチェックするようです。


 最近、このような話題には必ず、以下の一文が付いています。
Domestic travel is not prohibited and there is no curfew or lockdown.
(国内移動は制限されていない、これは外出禁止令、全土封鎖ではない)
 実質は外出禁止、全土封鎖に近い状態になっているのですが、現政権はクーデタで全土を掌握し、その体制をほぼ維持しながら現在に至る政権なので、コワオモテな措置を可能な限り行いたくないと、考えているようです。