天体用カメラ 買い増し
4月日本帰国で購入したのが、下左のネプチューン。いわゆるエントリーモデルです。
現時点ではこれしか手元にないので、鏡筒に付けて電視観望に使っています。
世上の評判は、「コストパフォーマンスがよい」。
安くてそこそこの性能という意味だと思います。
実は左、注文してから気が付いた点として「非冷却タイプ」である点。
CMOSセンサーは感度/露出時間/気温により、ノイズが発生します。
私がいろいろ天文機材を探していたころ日本は冬で、気温ノイズによる言及を看過していました。
でも考えれば、パタヤはタイなわけで、常夏。
気温ノイズを画像から消去する手段はあります。
また、観望に徹する限り、大きな問題とはなりません。
ただし、観望した結果を写真として残そうとすると、気温ノイズは非常に気になる存在
です。
画面のあちこちに、赤や緑、青といったチリメン皺が浮かんでいます。
ノイズはセンサー上の同じ位置に発生します。星雲は自動追尾されているので、
画像上で固定され、結果的にノイズが線状に移動したように記録されます。
削除することは可能ですが、観望用に写真撮影したものは、後からだと除去できません。
ということで、今回購入は「冷却型」。
カメラが自分で放熱し、外気温より35~40℃、冷却できます。
これで気温ノイズの少ない画像が得られます。
また、新規購入の右のカメラは素子サイズが7倍くらい広くなります。
電視観望の際の倍率は、素子サイズに逆比例するので、1/7の倍率になります。
つまりより広角の写真が撮れるわけです。
このカメラが天文機材に加わることにより、大マゼラン星雲などの大型の星雲の電視観望が可能になります。
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