日本の梅雨前線
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ネットニュースを見ていると、「梅雨前線復活」という感じで、気象関係者のなかでは、
梅雨前線復活=再梅雨入りという見方をしているようですが、肝心の気象庁は再梅雨入りと
言っていないようですね。統計上、過去に再梅雨入りした年もあるようなので、早めに「再
梅雨入り」と宣言してしまえばいいのに、、、と思うばかり。
上記は7/13時点のタイ気象庁制作の気象図です。
タイ北部に赤い溝の低圧帯があって、「L」の低気圧が並んでいます。
この低圧帯により、タイは大荒れの天気でした。
この他にタイより大陸奥地側、ネパール/ブータン/中国奥地に数多くのLが並んでいて、
日本列島近くにもLが幾つか見えます。
上記は7/16時点の気象図です。
日本列島上に、はっきりとした前線、梅雨前線と言っていいのでしょうね、があり、これ
が中国大陸側方向に伸び、前の図にもあった大陸奥地の低気圧群と繋がっています。
タイの気象だけ見ると、前図にあった低圧帯は消え、タイ上空の等圧線の間隔は広く
なり、気圧の差は緩やかになるため、海側からの湿った風が弱まることが予想されます。
タイは5月末くらいから10月頃まで雨季ですが、雨が多いのは雨季の最初と最後です。
雨季の中ほどは、一旦、雨の量が少なくなります。天気図からもだんだんその少雨の時期
になりつつあることがわかります。
なお、秋、9月頃に、日本で秋雨前線ができるころ、またタイでは雨が多くなり、これは乾季入りするまで、すなわち大陸側の高気圧がタイ全土に張り出して来るまで続きます。
![](http://public.muragon.com/7qvd9vtw/236bkq7v.jpg)
![](http://public.muragon.com/7qvd9vtw/2721trdy.jpg)
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