ここ最近のタイランド湾付近の風の流れです。
　タイランド湾の一番奥の方にパタヤがあります。
　南風という点では従前とは変わりませんが、従前は西のインド洋からの風がタイランド湾
に入って北上するという感じでした。
　ここ最近はフィリピンの方から風が入り込み北上する感じになっています。

　素人目にはフィリピン近海も暑そうですが、やはりインド洋の方が暑くかつ湿った風であるようです。このため、タイは雨がちですが、最近、雨は降るものの、夜半から星空が
見えるようになって、個人的にはうれしい限りです。

　直近の天気図です。
　フィリピン東海上に熱帯低気圧が発生しており、まだ台風までには成長していません。
　現時点でタイはこの影響は皆無です。
　フィリピンからタイにかけて、等高線の間隔が非常に幅広く開いており、風はあるものの強くはなく、海上の湿った空気を運ぶ量が少なく、結果として少雨になっているようです。

　こちらはそのうちに台風になるであろう熱帯低気圧の経路です。
　週末、沖縄奄美を直撃するようです。
　ただし、現時点でも方向を変えながらウロチョロしており、予報円も大きいので、
経路が大幅に変わる要素があるということですね。

　この辺り、日本の気象庁の真面目さというか、「わからないものはわからない」という態度には好感を持ちます。

　タイ気象台では、台風の経路は線で示されます。明確に示されます。
　政府組織は王立なので、「わからない」とは言うと、王の権威に関わるとでも思っている
かのようです。雨季入り、雨季明けも事前に予定が示されます。
　大陸の一部なので天候は大雑把だからという理由もありますが、大きく見れば、民度が低い証なのでしょう。