長征5号B再突入場所/落下場所
長征5号Bの大気圏再突入箇所は、インドネシアスマトラ島上空(画面右下)。
ここから約750㎞離れたところで、大型の部品が3つ発見されたとのこと。
落下地点はちょうどインドネシアとマレーシアの国境付近のインドネシア側。
https://twitter.com/CNSpaceflight/status/1554163205261258752
人と比べると7-8mはありそうな部材です。
大気圏は10㎞以上の上空まであり、大気の密度で大きなブレーキがかかり、その反作用で
機体部品が熱せられ、四分五裂して大きな重いものから順次、地上に落ちていきますが、
現時点で見つかっているのは3つの部品で、再突入場所から750㎞も離れた場所です。
上記によれば、この3つの部品はほとんど同じ集落近くに落下しているようで、バラバラ
落下するというより、ある程度の集団で落下するようです。
位置を整理すると、
①右下に再突入箇所があり、
②インドネシアとマレーシアに2分されるカリマンタン島のインドネシア側で
大型部品3個が確認された
③マレーシア側のクチンで下記のVTRが撮影され、
④フィリピン海上で最終落下と中国から発表があった
という状況です。
何をもって落下地点というかですが、合理的に考えれば、大型部品落下に引き続き、
順次大きい順に、部材破片がマレーシア陸地に降り注ぎ、最後、細かい石礫程度のものが
フィリピン付近の海上に落下したと考えるべきなんでしょう。
中国当局は、落下地点は海上だったと言っているだけ、なんか釈然としません。



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