洪水被害のあったチェンマイのナイトバザールから水が引いたのでナイトバザールが再開
　観光客の皆さん、遊びに来てね､､､というチェンマイ当局者のSNS投稿。

　でも状況はそんなに簡単ではなさそうです。

　真ん中縦に濃い青線で書かれているのがピン川。
　洪水はこのピン川に沿った低地で発生。

　図の左側に四角く区切られた地区があり、ここが旧チェンマイ城の敷地。

　一辺が約1.5㎞のこの旧城内は、もともと高台に作られていたようで、上記の浸水図では浸水していません。ただし、城内に降った雨はピン川に排水されるわけで、排水先が浸水しているので城内の水がうまく吐けず、城内でも低地のナイトバザール周辺で冠水したというのが、上記でいうナイトバザールの冠水。

　上記を踏まえると、もともと洪水被害の少なかった旧城内からは水が引けたというだけのことで、ピン川沿いの低地部の一部はまだ冠水状態のようです。

　実際のことを言えば、ピン川沿いの低地は洪水常襲地帯であり、目ぼしい寺院や遺跡は少なく、一般の観光客が立ち入ることの少ないエリアなので、まあ、観光に支障はないと言えばそうですけれどもね。

　飛行場は山手側にあり問題ありませんが、鉄道の駅や長距離バスターミナルは浸水エリアにあり、その辺は考えなければダメですね。､､､例えばチェンマイから北部チェンマイに移動する場合は、バスターミナルに行くことになりますので。