タイ南部ランタ島を結ぶ橋梁他
総額66億バーツの橋梁プロジェクト2件が政府の承認を受けたとのこと。
1件目はタイ南部クラビ県のアンダマン海に浮かぶランタ島と本土を結ぶ橋。
クラビはタイ南部の観光の拠点。エコツアーなど多くの観光客を惹きつけています。
観光地開発ということだけを見れば、効能はありそうです。
本土と島は1㎞ほどの海峡で区切られており、完成パースを見る限り、海峡の一番東(図上で右)の辺りに橋を架けるみたいです。日本だと「瀬戸」というあたりで干満の潮流が激しそうな場所です。
タイの橋あるあるですが、主塔の高さが構造的な意味を持っていません。路面からの高さは上図の半分程度以下に抑えられるはずで、当然工事費も安くなるはずです。
ただし、タイは王国なので、その筋の人がこれがいいといえば、そう決まってしまうのでしょうね。
ケーブルの色は黄色です、、、黄色は国王の色です。
もう1件、湖を渡る橋。
現在野鳥の宝庫です。もともと湖なので大型船舶が通るようなことはありません。
吊り形式の橋は橋としては高額で、短い桁を並べた方が経済合理性があります。
でも政治屋としては、見栄えのある大規模な目立つ橋を作りたいんでしょうね。
これも、主塔をクワガタの形状にしています。
構造的には非常に負荷のかかる、難易度が高く、工事費もより必要となる形式です。
これで見栄えが向上するかどうか、個人の意見で分かれることでしょう。
記事でも、
Both projects will be important landmarks in the future
とあり、もともと経済効率性など考えていなさそうです。






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