ふうちょう座
星雲/星団/銀河のカタログとして、メシエ(M)、NGC(New Galaxy Catalogue)が一般的なのですが、加えて「C」(コードウェル: Caldwell catalogue)があります。
C1からC109まであり、作成者の意図としてメシエカタログの補完という意味合いで作られました。
メシエカタログに含まれるものは含まず、天文愛好が見やすい天体を集めたもので、メシエが居住したパリで見えないものも掲載されています。ただし最後のC109のみ、あまりにも南天の星過ぎて、パタヤでは地平線から昇りません。
とはいうものの南天の天体まで扱っているコードウェルカタログは、観望に役に立つためEXCELで整理していたところ、「ふうちょう座」という星座名を見かけました。
これが「ふうちょう」でゴクラクチョウと呼ばれるもの、インドネシアの国の鳥になっています。
ふうちょうは風鳥、風の鳥を意味します。
ゴクラクチョウのはく製をヨーロッパに送った際、足を切断して輸送したため、この鳥には足がなく枝に止まることをせず風に乗ったまま生活をするbird of paradise (天国の鳥)と考えられ、また風を食べて生きているとされたことで風鳥と名が付いたのだとか。
(ずい分いい加減な鳥類学者しかいなかったようです)
ちなみに、ゴクラクチョウはタイに生息しません。
インドネシアの国鳥となるだけあって、写真のゴクラクチョウはニューギニア島にしか生息していないようです。
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