タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

月を観るための事前確認

 Φ127マクストフカセグレン鏡筒で木星を見るのは当面諦め、満月に近い月を観るための準備。


 以前、Φ127で月を観ているので、ちょっと差別化を図りたいと思っています。
 鏡筒の焦点距離は1500㎜なので、鳥用カメラでズームを使ったときとあまり変わりない焦点距離となるため、バローレンズを使って月を拡大することにしました。

 現在所有のバローレンズは2倍と3倍のもので、焦点距離を2倍/3倍にできます。
 惑星観望用に購入したものです。


 写真の左が2倍バロー、真ん中が3倍バロー、右が接眼レンズです。
 バローレンズの手前側に接眼レンズを嵌め込むと、その倍率で像が拡大されます。

 星座アプリで確認すると現時点で月の大きさはおよそ0.5度、30分。
 上表はバローレンズの使用有無での画角の変更を示したもの。


 バローレンズ無しだと2段目の計算結果になりますが、縦横の画角で狭い方の縦で見るとおよそ30分、ちょうど月の大きさになります。
 月の全貌を見るとすればバローレンズ無し、部分を拡大するにはバローが必要になります

 バローレンズを併用する効果は、単純に倍率が2倍3倍になるだけなので、特段確かめる必要はありません。


 今回、事前に確認したかったことは、バローレンズを使うとピント位置はどうなるか?です。地上風景を見る時のように対象物が明確にわかっていれば、ピント調整は容易です。
 ただし、天体だとピント位置がずれると画面では何も見えなくなり、ピント調整は格段に面倒になります。


 10㎞先のラン島に向けバローレンズ無しでピントを合わせ、その後接眼レンズを抜いてバローレンズを挿入してから改めて接眼レンズを挿入しても、ピントの位置がほとんどズレないことがわかりました。


 夜、接眼鏡ではなくて天体カメラで電視観望するわけですが、まずは低倍率(バローなし)で視野の中央に月を入れ、その後、バローレンズを装着して像を拡大する、、、という手順になるので、この時にピントがずれてしまうと非常に面倒なことになります。


 今回の確認実験でバローの抜き差しでピント外れないことがわかったので、まずは一安心といったことです。