ZTF彗星 導入すれど見えず
トラート・チャンタブリから帰ってきて、増光しているZTF彗星を見ようとカメラのセッティングを整えていて、3晩目にしてようやく観測の機会。
朝4時起床、5時半撤収。
最初の内は肉眼で見ても雲、カメラを覗いても雲。
NIKON双眼鏡を持ち出してようやく天頂近くにある北斗七星が見える程度。
そのうちにこぐま座のα星コカブが確認でき、コカブからちょっと斜め上にZTF彗星があるはずと双眼鏡で眺めても、近くの恒星は見えても彗星は見えず。
眼視に平行してSony100-400㎜望遠で撮影。
カメラの電子ファインダーでは星が確認できないため、横に光学ファインダつけて見ても、星は???
同じ方向を50枚近く撮影した最後の2枚に、ようやく彗星付近の星が写っているという状況、、、
以前、月の拡大撮影用に組んだ機材の流用。
レンズは100-400㎜の望遠レンズで、画角を稼ぎたいので焦点距離100㎜
ZTF彗星は真北から15度程度右に寄った辺り。真北はヒルトンホテルの建物の際辺り。
ちょうどパタヤビーチロードの直上。
Sonyの通常のレンズなのでナトリウムランプの光の影響をもろに受ける状況です。
彗星の仰角と方位はわかっているので、iPadの傾斜計アプリで仰角33度に合わせて観測。
経緯台形式なので、仰角を合わせた後は、カメラを水平方向に振って撮影します。
現地では星を確認できませんでしたが、データを分析すると仰角方向はバッチリ合っていました。
カメラの電子ファインダーだと星が見えず、、、
これは後で分かったことですが、ファインダーが悪いのではなく、そもそも星が雲で見ていないことが原因でした。
カメラ横に光学ファインダーを装着。
星は幾らか見やすくなりましたが、依然として「ここだ」という形で導入できませんでした。
写真下側右寄りの幾らか明るい星がこぐま座α星コカブで、ZTF彗星のあるべき位置が矢印の場所。
彗星は見えていません。
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