パタヤ バイタクの抗争
南パタヤのソイ タプラヤ 7 にあるアルカディア ビーチ リゾート コンドミニアムの前で発生した乱闘事件。
パタヤ中心部からイミグレがあるジョムティエンに行くソンテウに乗ると、ちょっとした路地入り口で乗降するロシア系の人が必ずというくらいいます。
Googleマップで調べると、路地入り口から300mほど奥にホテルとコンドミニアムのコンプレックがあります。事件はその前で起きています。
パタヤでは集客が可能と思われる場所にバイタクがいます。
許可制のようで待機場所を明示したチョッキをバイタク運転手は着るようになっています。
一旦許可を受けるとそれが利権化します。
客が多く見込めそうな場所の「チョッキ代」は高騰し、高価で闇市場で売買されます。
売春バーと同じ理屈で、バイタク運転手としては高い権利金を支払っているので、利用者からぼったくって帳尻を合わせることになります。
今回の場所は、一つにはパタヤ中心部から離れているということ、ソンテウが通っている大通りから300mも引っ込んだ場所であるということ、、、多分、バイタクの運転手としては実入りのよい場所のように思われます。
乱闘事件の一方は、コンドミニアム入り口でバイタクを営業してよいという権利を持ったバイタク運転手。他方は利用者が電話/LINEで呼び出して利用する「ボルトの運転手」。ボルトは幾つかある呼び出しバイタクアプリの名前です。
ボルトには自動車とバイクがありますが、自動車だと駐車場等の関係で、呼び出したとしても10分とか20分とか掛かります。バイクは路上で止めることが容易なので、顧客から呼び出されそうな場所にあらかじめ待機していて、顧客からの問い合わせを待ちます。アプリだと地図がでて最寄りのバイクを指定するので、顧客に近い場所にいることが有利になります。
一般に、営業許可を受けたバイタクは権利金を回収するために高額な料金になり、ボルトなどアプリを利用して呼ぶバイタクは半分程度の値段で済みます。
今回の乱闘事件は、営業許可を受けたバイタクの近くでボルトの運転手3人が客待ちしていたということのようです。
乱闘には野球のバットも使われたようで、タイでは当たり前ですが、死人が出てもおかしくない状況だったようです。
下記記事にはどちらが先に手を出した、乱闘に加わった人数は、そして使用された武器は、、、と詳細が書かれていますが、許可を持っているバイタク運転手からの一方的な内容であり、別途、付近住民が撮影したスマホ動画だと内容は必ずしもそうではない、、、ということのようです。
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