太陽望遠鏡
太陽を見る望遠鏡は、目的により大まかに2種類に分かれます。
① 太陽黒点用望遠鏡
天体観察観測入門:太陽投影板を使った太陽観測
太陽黒点観測というと、望遠鏡の後ろ側に反射板を置いて、これに写る黒点を見るという少なくとも50年以上前からある、、、私も中高生の頃やったことがある、形式があります。
今は余りはやらない方法ですが、一番手軽な観測法ではあります。
ラントソーラーシステム ユニバーサルテレスコープ LS60MT
現在だと、望遠鏡の接眼部に特殊器具を装着することにより、直接、太陽黒点を目視観測するなり撮影することが可能です、、、何種類か販売されていて、5万円程度からあります。
これは現在使用しているΦ72にも装着できるもののようですが、これだと単に黒点が見えるだけなので、ちょっと物足りないかなとは思います。
追記)
アストロソーラー太陽観測専用フィルター
一見アルミフォイルのように見える薄膜金属フィルタを望遠鏡前面に取り付けるもの
3000円くらいで買えるものらしく、まずはこれで勉強かな?
② 太陽フレア、プロミネンス観測用望遠鏡
太陽が実際に活動しているものを特殊フィルタで撮影したもので、太陽から外側に吹き出して見えるのがプロミネンスであり、太陽の光球表面上に入り乱れているのがフレアです。
実はこれ、アマチュアが使うレベル、、、ハイエンドなアマチュアも含めて、同時にフレアとプロミネンスは観測できません。フィルタの適用波長を変えないとダメなようです。
現時点で広く売られている太陽望遠鏡は太陽表面のフレアを見る望遠鏡で、「太陽望遠鏡」として作り込まれているものです。
太陽望遠鏡は上記のΦ40㎜サイズからあり一番の廉価版で15万円程度。
望遠鏡は一般に口径が大きくなると加速度的に高価格になり、
Φ130㎜サイズの太陽望遠鏡で160万円ほど。
この機種だと追加で装置(70万円以上)を購入すればプロミネンスも観測できるます。
++++
ということで、一通り太陽面の観測をするのであれば、
・太陽の黒点観測用装置 5万円程度、、、あるいは3000円フィルタ。
・太陽表面フレア観測用望遠鏡 15万円~
で出来るようです。
あと、いろいろな方の書き物を見ると、太陽観測用のフィルタは長持ちしないようで、5年程度で劣化し始めるようです。
仮に5月頃から本格化するタイの雨季を想定して、星空観測の代替えとして太陽観測を始めるのであれば、主要機材を転用できる黒点観測から始めるのかな?



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