天体カメラの可能性が幾らか出てきた感じ?
昨晩は午前2時ごろから月見。
タイ全土、大雨の予報であり、パタヤ周辺にも雨雲がある状況で、黒雲が月を覆って真っ暗になることもある中、久しぶりに望遠鏡での月面撮影。
まだいろいろ工夫なり試行錯誤する必要がありますが、天体カメラで月の微地形が見えそうだという感触がありました。
月を天体カメラで拡大撮影したもの。
1区画を100枚撮影し、そのなかからきれいに写ったもの50%程度を重ね合わせ合成したもの。他の方の作例を見ると一画面を作るのに1000枚くらい撮影されるようで、昨晩は効果のほどを見たかったのでその1/10規模で撮影したもの。
画面全体がザラついていますが、微地形が見えてきています。
撮影枚数を増やせば、ザラツキは改善されるだろうと思います。
雲が往来する中、鳥用カメラで撮影した月全景。
月の全景を撮る限り、5000万画素フルサイズセンサーのSONYα1が望遠鏡より圧倒的によい画質になります。
ただし、センサーが大きいということは拡大写真には向かないため、あくまでもこのサイズで月面を撮影する場合は、、、という注釈付きになります。
拡大した写真は下の方にあるティコクレーターです。
ティコは天動説を証明するために火星など惑星の詳細な観測を行いましたが、ティコの死後、ティコのデータを受け継いだケプラーは。ケプラーの3法則を発表し地動説に理論的根拠を与え、さらにニュートンはケプラーの面積速度一定法則から万有引力の法則を導き出しました。
こちらは鳥カメラの映像を天体カメラとほぼ同じ程度に拡大したもの。
この写真を見る限り、月面全体を撮る場合はSONY一択ですが、部分拡大写真の場合だと、天体カメラの方がより細部まで撮影できる可能性が出て来ました。
月面写真を撮る目標として、月の微地形を浮き上がらせたいという思いがあり、天体カメラでいろいろ工夫すれば、良い方向に向かえそうだという手ごたえが掴めました。
左に見えるのが鳥用カメラを載せて写真を撮る架台。
昨晩だと午前2時半を過ぎると、東から昇った月がコンドミニアムの南側に廻り込んできて、観測可能になります。
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