タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

何気ない日常行動の改善

 鳥用カメラで鳥を撮ったり、月を撮ったりする時、撮影したデータはカメラに差し込んだSDカードをデスクトップパソコンパソコンのスロットに差し込み、データをSSDに落とし込んでから現像作業を行います。


 実は星雲とか銀河を撮影する時も、現場で携帯パソコンで天体を撮影し、その後、SDカード経由でデスクトップに移して、、、という同様の流れで処理していました。


 天体の場合、FitsというNASAが規定したという特殊拡張子のファイル形式で保存します。Fitsだと1枚50MBくらいの非常に大きなサイズになりますが、それでも星雲や銀河は1セット20枚程度なので、1GBとか頑張っても数GBなので、鳥撮影の時のルーチンでも「ちょっと時間がかかるな」という程度で、あまり気にしていませんでした。

 月や太陽の場合、大気の揺らぎが撮影画像に大きく影響するため、なるべく多くの枚数を撮影して、その濃淡の平均値を「より真正の姿」として仕上げることになります。
 なるべく多くが何枚なら良いのかは明確な決めはありませんが、他の人の事例を見ると月も太陽も1000枚程度のようで、私もこの枚数を踏襲しています。


 上図で、月の場合をまとめましたが、1回あたり1000枚の写真を撮るとして、10セット撮影すると1万枚、約80GBのデータになります。


 実はこのデータ量でも、上図でいう②の作業でデータの移し替えを行っていました。


 この作業、まずは時間がかかります。SDカードが空の状態であれば比較的早く終わることもありますが、もともとが鳥用のデータカードなので、カードに空きが少ないと1時間くらいかかることもあります。
 またカード⇒デスクトップの移し替え作業中は、デスクトップでの他の処理時間が心なしか遅れがちになります。

 今まで、スタック合成のソフトは有償無償5種類以上のものを使ってきましたが、このAutoStakkert!3.1がいいみたいです。
 スタック合成の速く、バッチ処理、すなわち一度に多数のファイルを処理してくれます。


 ということでつらつら考えてみると、
・大容量のデータをPC→SDカード→PCと移し替えるのは不合理
・AutoStakkert!3.1なら一度処理命令してしまえば、あとは作業完了を待つだけ
・現場用PCでスタック合成して、処理後のデータを移しかえればデータ量も爆減
 と。


 実際、データ量は1/800くらいまで圧縮されるので、SDカードでのデータ移動もストレスなしになります。


 ちなみに、天文の入門書だと、「惑星や月は動画で撮るのが一般的」という文言があり、なんで動画なんだろう?と疑問に思っていました。


 実際、惑星や月でも1枚1枚別のファイルとして記録し、これを合成することは可能なのですが、上記のように一度に1000枚も写真を撮ると、フォルダーの中にファイルの山が出来てしまいます。これを動画で撮影すれば、1000回シャッターを切っても出来上がりは動画ファイルが1つなので、管理が非常に簡単になります。
 皆さん、面倒な作業を簡単になるよう、業務改善しているわけですね。