将棋だと、勝負飯とかおやつが話題になりますが、今回はベトナムダナンでの開催。

　挑戦者の佐々木七段が10時のおやつに選んだのがバンヤロンと炭酸水。
　藤井棋聖の注文はオレンジジュースとチェー。

　チェーは日本語訳だと「フルーツぜんざい」になり、中身は様々。フルーツが甘いシロップ状の水に入っているものなので、私がこの写真を見ると「随分と寂しいチェーだな」と思ってしまいます。スイカとかマンゴなど彩のあるフルーツを入れればいいのに､､､と。
　多分、この番組を見て、ベトナム料理屋でチェーをたむ人もいると思いますが、「これは違う」と思う人が多いと思います。

　バンヤロンは、東南アジアのどこにでもある餅菓子。ちなみに、バンヤロンというベトナム語そのものに、私は記憶がありません､､､いずれにしてもデザートでよく出てくるものです。

　佐々木七段は飲み物に炭酸水を注文しており、ABEMA解説の棋士が「珍しい注文ですね､､､」と。その後、番組に出た師匠の深浦九段が、ベトナムの水とか氷について佐々木七段が心配していたとのこと。「ホテルなので心配はないでしょうが､､､」と。だから缶詰の炭酸水なのだと。

　ベトナムに長くいましたと人に説明すると、「水は大丈夫でしたか？氷は？」などと人に聞かれます。

　ベトナムも、タイでも、水は原則、ボトルドウォーター（瓶入り）です。私が見知ったベトナム人、タイ人、いずれもが水道水など飲みません。

　これは必ずしも、水道水が細菌が混入している不衛生な水だということではありません。
　ベトナムもタイも、インドシナ半島にありますが、石灰岩でできているので水は硬水であり、細菌によりということではなく、硬水で腹が痛くなることがあります。

　氷は一般に2種類あり、袋詰めとカチ割りです。
　袋詰めは清浄水を急速冷却してそのままパック詰めするもので、汚染の可能性が少ないもの。
　カチ割りは、最悪、路上にムシロを轢いて、金づち等でカチ割り、それを素手でかき集めて客に出すもの。最悪、氷は地面に直置きされます。

　道路際の汚い店ではカチ割り氷が出る場合もありますが、これもホテルなら、日系ホテルならそんなことはありませんので、ご安心ください､､､ということです。
　

　今回の開催地は「ホテル三日月ダナン」という日系ホテルですが、日系ホテルで「水や氷で腹を壊した」などということがあればニュースですね､､､逆に言えば、水/氷については全く問題ありません。