タイ人旅行客が動く歩道に足が引っ掛って、つま先を失ったという事故。

　当初、空港管理者は、
　「動く歩道は3時間に1度、安全点検をしているもので管理上の懸念される状況はなかった」と発言､､､門外漢から見ても、3時間に1度の安全点検などということは非現実的で、いつものタイ人役人気質から来る言い訳だろう､､､と。

　その後、タイのエンジニアリング協会というところが談話を出し、
　「当該動く歩道は適切な維持管理がなされていた」と援護射撃。

　ただし、マスコミから、
・この動く歩道は27年前に設置されたもの
・スワンナプーム空港が開設されたことにより、ドンムアン空港は一旦、民用空港としては閉鎖。その間、動く歩道は放置。
・その後、国内需要の増加等により、国内便向け空港として運用を再開、現在は国際空港としても利用されており、その間、基本的設備の更新はなく、設備は古いまま。

　私も何度かこの動く歩道を利用したことがあります。
　ごとごと音がして、如何にもタイの設備だなと思っていました。

　ということで、巻き起こる管理者責任追及で、動く歩道、当面閉鎖。

　ちゃんとした維持管理をしていたのなら、全部の歩道を止める必要はないわけで、やはり相当ヤバかったのだ､､､と思うばかり。