面倒でも赤道儀は位置調整する
昨晩はいつものように概略、望遠鏡を北に向けた位置からスタートさせ、スピカなどの一等星を入れてみて、ちゃんと機械が作動して自動導入してくれる、、、と思ったわけです。
正面にケンタウルス座が見えていて、C76星団が良さげであり、導入追尾しました。
なんか星がボテッとしているなあという感じ。
ピントが合っていないようにも思え、ズームしてみたのが下の写真。
なんじゃこれは、星が十字になっている、、、
昨晩はいつものように概略、望遠鏡を北に向けた位置からスタートさせ、スピカなどの一等星を入れてみて、ちゃんと機械が作動して自動導入してくれる、、、と思ったわけです。
別途、オートガイダーも作動させています。これはミニスコープに写る星像を機械が逐次分析し、星像が一点に止まっているように、上に動き過ぎたら下へ、右に外れたら左にと調整させていました、、、そしてその結果が上記の写真。確かに「十字」からずれていませんが、これでは及第点も貰えません。
オートガイダーの画面をいろいろ触りましたが、オートガイダーの問題点ではなさそう、、、これに1時間近く費やしました。
結局、「PA」機能、、、polar alignmentをすることに。
これは望遠鏡を仰角を大きくとって星空に向けてボタンを押すと、最初の位置で1枚、30度ずらした位置で1枚、さらに30度ずらした位置で1枚の写真を撮り、この3枚の写真を分析して、望遠鏡の軸が真の軸に対してどれくらいずれているか判定してくれる機能で、提示されたズレ量に従って、望遠鏡の赤緯軸赤経軸を微動で動かし、ズレを一定量以下に収める作業。
まあやれば越したことないのですが、望遠鏡がズレていく方向に雲があると作動しません。昨晩は、雲がありながらも、まあまあ全体が見渡せる程度には空があいていたため、途中でPA作業。やれば10分ほどで許容誤差以下に収められるので、望遠鏡の極軸位置が修正され、以降、ちゃんと星が点像になりました。
これが赤道儀の軸を合わせオートガイダー機能を利用して撮影したC76星団
トリミング無しΦ72㎜ L400㎜鏡筒
、、、必要な手は抜いてはいけないということですね。
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