タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

近赤外線による銀河撮影の準備

 近赤外線を用いた銀河撮影には、EdgeHD800鏡筒(Φ203㎜L2032㎜)を使用する予定ですが、現時点で✕0.7レデューサ(L1416㎜に変更)が未入手で、鏡筒が短いΦ102㎜L714㎜ でシステムとして機能するかどうか確認しようとしています。

 近赤外線を用いて銀河を撮影するシステムの構築


 鏡筒のお尻に2台の天体カメラが付いていて、
  お尻方向の赤い丸缶が天体導入用のカメラ
  直角方向のオレンジ色六角缶が近赤外線を用いて銀河を撮影するカメラ

 Imaging Frip Mirrorで光路を切り替えてカメラを運用します。

 ASI533でPATTAYAサインは合焦しますが、ApollMの方が微妙にピントずれ。


 課題として、2台の天体カメラがともにピントがあった状況を作り出すこと。
 ピントがずれる要因として
 ① そもそも同時にピントが合うようにフィリップミラーが出来ていない?
 ② カメラのバックフォーカスが異なりこの差分の調整が必要になる
 ③ 近赤外用IRパスフィルタと導入カメラのIRカットフィルタでピント位置がずれる

 当初の状況
 望遠鏡側ドローチューブ繰出し量11㎜で、ASI533カメラが合焦している状況で、ApolloMカメラが合焦しません。ピントはカメラを内側にずらす方向にあり、他方でカメラの根元にあるヘリコイド調整は伸ばす方向のみなので、調整不能な状況。

 ASI533の根元に延長筒(写真青矢印)を挿入することによりドローチューブ繰出し量を5㎜程度に短縮させる(写真白矢印)。これによりApollo側のピントが外側にズレるので、根元のヘリコイド(写真橙色矢印)が使えて合焦。


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 現時点で、地上風景で合焦したというだけなので、天体で合掌するかは別途確認が必要。
 ドローチューブ繰出し長が5㎜しかなく、調整ができるかどうか不明。


 またそもそも、カメラの位置を交換したらバックフォーカスの関係が楽になるのかも、、、


 さらに、別途、天体導入用のサブ鏡筒を同架すればいいじゃないかとも。


 抑々論としてパタヤだから近赤外で銀河を見ようとするわけです。
 仮に無光害地に遠征をするのであればそのままの光で撮影可能であり、こんな面倒なことを考えなくても済むわけです。
 ただし、パタヤに住む限り主戦場はパタヤであり、パタヤで天体を見るしかないのでこういう面倒なことになってしまうわけです。