昨晩の天体観察不調の原因追及
昨晩も午前3時から天体観察
この写真だと右上に土星が見え、左側のビルの上にエリダヌス座のアケルナルが写っています。実際に目でみた感じだとアケルナルはほとんど見えない状態です。
ともあれ、手前に低い雲が出てきて、待つのは無駄かなという感じの空です。
このところの望遠鏡の設定は、近赤外域での銀河の撮影で、天体カメラもそれに応じたものが付いていて、昼間の間にピント調整等を済ませています。
せっかく土星が見えているのだから惑星カメラに切り替えて土星を拡大して見るか、、、と思い、惑星カメラに切り替えたところ、画像が全く見えません。
そのうちに、iPadと赤道儀の接続が切れてしまい復旧不可能な状況に。
ただし天体導入用カメラでPad画面を見ていると土星を自動追尾しているようで、赤道儀のハンドコントローラーで操作すると土星を画面上で動かすことはできる状態。
明るくなってから、天体導入用の広角低倍率の天体カメラで見た画像。
10㎞先のラン等の街並みが見えています。
ピントは昨晩時点と変わらずビシッとあった状態でした。
この状態でフィリップミラーを操作して光軸を90度曲げてサブカメラに切替えます。
この写真は惑星用天体カメラで撮影したもので画像が復旧した状態のもの
昨晩画像が見えなかった理由として
① 天体導入用のカメラにはUVIRカットフィルタが装着されている。
これにより比較的明るい画面となっている。
② 惑星用カメラにはHα他のみを選択的に透過するフィルタを装着している
可視光をカットしているため暗い画面になっている
③ 近赤外線カメラではビシッとピントが合っていたものの、
惑星用カメラでは1-2㎜ほどピント位置がズレていることが分かった
上記③はカメラの取付方法を変えれば、近赤外用と惑星用のピント位置を合わせることが可能であり、ピントを触らずにカメラを入れ替えることが可能なことが判明。
①と②は天体カメラを切り替えた時の基本事項で、露出はカメラごとに変える必要がある
、、、ということを改めて肝に銘じる必要があると理解。
ちなみにこれはラン島の山の中に見えた寺院。
多分、左が昔の高僧の像、右は釈迦像、、、と思われます。
左の像は、タイのあらゆるところでみるものです。
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