バフムート
バフムートというウクライナの街があり、その町付近でウクライナとロシアの激しい戦闘が続いているとのこと。
地図で調べてみても、Googleマップだと地方中小都市程度にならないとカタカナ表記はなく、バフムートで検索してもアルチェモフスクという地名が出てくるだけ。
バフムートでwiki検索すると、もともとバフムートという町があって、ロシアの傭兵部隊ワグネルが街に侵攻し、街を占領した翌日にアルチェモフスクというロシア風の名前に変えたとのこと。
上記はGoogleマップの表示ですが、カタカナでアルチェモフスクとあり、実はその下のキリル文字を読むとバフムートと書いてあります。
Googleとしては街を実効支配しているロシアが(あるいはロシアの傀儡地方政権が)、支配して一定期間が過ぎれば、その支配者が正式名称としている名前を地図に記すという方針なのかもしれません。
ただし良心あるスタッフはバフムートという文字を残したということなのかもしれません。これは私がタイで使用しているGoogleマップなので、例えば日本で見られるGoogleマップがどう表示されているのかは確認できていません
ちなみにこちらは別のGoogleマップ。これだとBakhmutとアルファベット表記でもバフムートと読めます。
タイは親ロシア派なので、タイでの標準的なGoogleはロシア寄りなのか?などと勘繰ってみたくもなります。
現況のウクライナの戦線を見ていくと、結局、集落の取り合いになっています。
現時点ではウクライナが一方的に攻めて集落を取り返しているということなのですが、最近の「国土回復」スピードは1集落2日程度で進んでいるようです。
その中でバフムートとかドネツクなどの地方のある程度の規模を持った都市だと、奪還にはそれなりの時間がかかるようです。バフムートもバフムート郊外を削っている最中で市内方面には進めていません。
上図にはロシアがこの街を攻略した時の軍隊の流れが細かい矢印で数多く記入されています。当時、町を守っていたウクライナの人たちは、パルチザンのようにビルに立てこもって、頑強に抵抗したのでしょうね、、、
これと逆のことがこれから起こるとすると、双方に大きな損害を出しながらの攻防戦になりそうです。
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