タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

入管車両を奪って逃走の日本人 禁固11カ月

 入管が毎日の定期会見で、日本でコロナウィルス対策持続化給付金2000万円を搾取した容疑で海外逃亡していた男を、日本大使館からの要請で逮捕した一件の報告。


① 直接の容疑はオーバーステイ。
 凶状持ちだとパスポート番号が登録されている可能性もあり、軽々にビザ取得/更新ができなかったようで、逮捕時点で約3か月のオーバーステイだったようです。
 逆な言い方ですが、オーバーステイだとタイから出国する際に拘束/強制送還されますので、ご本人はタイに滞在し続けるつもりだったのでしょうか?


② パタヤの宿泊では他人のパスポートのコピーで宿泊。
 ホテル等に宿泊する場合、入管法の関係でホテルは宿泊者のパスポートを複写し情報を入管に通知する必要があります。
 男はパスポートのコピーを提出してチェックインを済ませたようです。


 パスポートのコピーで?宿泊と聞くと???かもしれません。
 例えば、旅行客がバイクをレンタルする場合、パスポートを預ける場合があります。
 ですから旅行者がパスポートを持っていない場合もあるわけです。


 コロナ前までは、入国時の入国申請書の半券をフロントに示して入国日時までチェックされましたが、今その手続きは必要なくなったので、パスポートコピーでも用が足りるのかもしれません。顔写真をわざわざ見比べるホテルフロントはありませんしね。


③ 入管から逃走で禁固11カ月
 タイでは、軽微かつ定型的な犯罪については、一応裁判所に出向くものの即日判決が出ます。罪状の中には、
・器物損壊(車両及び施設の扉を破損)
・職員への身体的暴行(逃走時に取り押さえようとした施設職員が軽傷を負う)
も含まれるようです。
 この日本人詐欺師には禁固11カ月の判決が言い渡されたとのこと。