レデューサ位置による太陽像の大きさ変化②
全体的に白茶けた写真ですが、全体的に曇り空、その中でたまさか太陽が雲を通して見えた段階で「太陽像の大きさチェック。
左が標準的なレデューサの付け方。Φ31.7㎜のソケット先端にレデューサを取付けたもの
そして右がその撮像。
太陽の画角が0.53度、これに対して全体画角は0.550度相当になっています。
画角がキツキツだと、風が吹くと望遠鏡が揺れて外にズレたり、プロミネンスが入りきらない可能性があり、もう少々余裕を持ちたいところ。
Hαその他を透過するフィルタを挿入して、8㎜ほどセンサー位置から遠い場所にレデューサを入れるパターンで太陽を撮影したのが以下。
全体的に雲が太陽面を通過し、上端に僅かなプロミネンスが写っていますが、この写真は太陽の直径を計測するためだけの写真です、、、、
太陽直径が0.53度に対して縦画角は0.628度。
このぐらい上下に余裕があると赤道儀で追尾していても画角から外れることはありませんし、大きなプロミネンスが出ていたとしてもカメラの向きを考えなくても十分に収まります。
これからは太陽光球及びプロミネンスの全体写真はこの画角でΦ72㎜を用いて撮影したいと思います。
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従前、Φ40㎜はASI120MMで撮影し、Φ72㎜はApollo-M MAXなので機材の切替えに手間と時間がかかっていました。
これからは写真の撮影はΦ72㎜、カメラもApollo-Mのみになりますので、よいタイミングでの撮影が可能となります。
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