開封作業 Φ203㎜シュミットカセグレンの小物
今回の一時帰国ではほぼすべて「小物」と言えるようなものを持ち帰りました。
これはΦ203㎜シュミットカセグレン鏡筒関連の小物。
① 黒い敷物のようなものは鏡筒の先端に巻いて使用するフードです。
望遠鏡を向けた方向にある都市光等が鏡筒内に入らないようにするものです。
日本だと夜露対策にもなりますが、パタヤ近郊に限ると夜露はないので主として迷光防止対策になります。
② 右側2個は0.7倍レデューサとTアダプターです。
Φ203㎜の焦点距離は2032㎜で拡大率は大きいですが暗い視野になります。
レデューサは明るさがほしい対象、例えば銀河とか大きめの惑星状星雲などを観察するときに使います。
Tアダプタは望遠鏡に一般カメラを接続するときに使います。
SONYα1はフルサイズセンサーなので、月面を全断面で撮影ができます。
③ 真ん中の山はEAF、電動自動フォーカサ、ピント調整装置です。
二つの用途があって、電動で動かすのでピントを合わす際に手で望遠鏡を振れることがないので、視野が揺れることなくピントを合わせられます。
またアプリを使うと、自動でピント調整を行いベストなピント位置で合焦させることも可能です。
④ 左側はオートガイダー用の天体カメラとUV/IRカットフィルタです
オートガイダーは赤道儀の微妙なずれを補正するために、ズレを観測する小型望遠鏡のことで、写真にあるものは望遠鏡に装着するカメラです。
既報の通り、オートガイダー用の望遠鏡は11月末発送ということで今回持ち帰ることはできませんでした。
でも手持ちの望遠鏡を使えばオートガイダーを稼働することはできるので当面はその方向で調整していきます。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。