露出時間の設定?
Φ203㎜に0.7倍レデューサを付けて近赤外カメラで撮影するというセッティング。
しばらくこれで使っていこうと思っているところ。
対象は銀河です。
パタヤの光害に煩わされることのないように近赤外波長を使って撮影します。
M77 (天体) - Wikipedia
Mで始まるメシエ天体は大きくて明るい天体なので、現時点で午前過ぎに拙宅ベランダから見えるM77は、手始めとしての天体としては良い対象だと思っています。
これは10分程度の露出で撮影したM77。
半分薄曇りのような空模様だったので、まあこんなものかなとは思うものの、冒頭に挙げたwikiの画像と比べてみると、
M77の中心付近の明るい部分が白い破線、
M77銀河の外周部まで薄く広がる部分が黄色い破線。
ほとんど写っていないという感じ。
今回の試みの教則本代わりに参考にさせてもらっているWebサイトです。
天体写真のギャラリーがあって、機材と写真撮影データが記載されているので、それを取りまとめたのが上表。
私の機材との相違点をまとめると
鏡筒 私:Φ203-1422㎜ 上記:Φ276-2800㎜(Φ200-1260㎜)
カメラ 私:14.5×9.9㎜センサ 上記:36×24㎜センサ
鏡筒F値 私:F7 上記:F10(F6.3)
上記表を見て圧倒されるのは総露光時間です。
露光時間順に整理していますが、一番長い露光時間で約6時間の撮影時間となっています
私の10分程度の露出時間だと写らないのももっともです。
鏡筒は2種類あって、C11は暗めの鏡筒で、VC200Lはレデューサを使って明るい鏡筒にしていて、それでも1時間程度の露光時間になっています。
画角を検討して見ると、私の運用条件と上表のC11だとほぼ同じ画角になっています。
また私の機材はF7.0の明るい鏡筒なのに、上表のC11はF10で暗め。
相対的に露出時間は短くできる可能性があります。
1時間程度の露出であればそれほど難しくありませんので、次回晴れれば試してみたいと思います。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。