5/17にタイでは大型商業施設が再開され、ほとんどのショッピングモール/デパートの入り口でタイチャナによるチェックイン作業が必要となりました。
　入店後、各専門店やスーパーマーケットなどのテナントを利用する際にも、各々タイチャナによるチェックイン/チェックアウト作業が必要になり、最後、モールやデパートから出る際、そのチェックアウト作業も必要になります。

　流れを図に示すと上図のようになります。上図ではデパート内の専門店とかスーパーマーケットなどのテナントに計2回入るイメージですが、ルール上ではドラッグストア、レストラン、ファストフード､､､あらゆるテナントに入るたびに、タイチャナでのチェックインチェックアウトが必要になります。

　タイチャナによるチェックイン/チェックアウト作業そのものは簡単で、手順を以下に示します。

チェックインの手順
①入り口付近に掲示されているQRコードを読み取ります。QRコードを読み取るために入り口部が混雑するためか、大きな店では5枚とか6枚も、掲示している店もあります。

②タイチャナにアクセスできるhttpsが表示されます。

③タイチャナにアクセスできるhttpsを画面上で押すと、チェックインかチェックアウトかを尋ねてきます。タイ語表示がいったん出ますが、すぐに日本語画面が出るので、チェックインボタンを押す。

④チェックインした旨の表示が出るので、必要に応じてスタッフに見せます。左日本語、右タイ語､､､スタッフは当然、日本語は読めませんが、緑色の丸印の形で分かります。

チェックアウトの手順
①スマホ画面を立上げて、画面をバックさせてhttps画面を出す。
　（あるいは、QRコードを読み込んでhttps画面を出す）
②タイチャナにアクセスできるhttpsを画面上で押す。
③タイ語表示がいったん出るがすぐに日本語画面が出て、チェックアウトボタンを押す
　この段階で、システム上はチェックアウトした状態になります。
　ここで手続きを終了しても問題ありません。チェックアウトした旨を係員に示しておしまいです。
　なお、
④チェックアウトボタンを押すと、「チェックアウトした」表示と、ショップの評価画面が出てきます。
　ショップの衛生状態等を評価できます。この評価項目を一つ一つ確認したことはありませんが、日本語訳がぼろくて意味がわかりません。ちなみに、下の左側は「フロアクリーナー頻繁に露出する面」という設問で、「なし」or「持っている」を評価するようになっています。
　お店の評価は任意なので、してもしなくともよく、最後にスクロールして、「評価フォームを送信」or「評価しない」ボタンを押します

⑤チェックアウトが完了した旨の表示が出るので、必要に応じてスタッフに見せます

ここで応用問題があります。

　このタイチャナというシステムは、一つのテナントごとに入店できる許容人数が設定されています。「チェックイン数」マイナス「チェックアウト数」を計算して、滞在している人員が許容数を上回ると、この「待つ」表示が出ます。

　今日はまじめにチェックアウトしましたが、昨日は要領が分からず、幾つかの店でチェックアウト手続きをせずに出てしまいました。チェックアウトされずにチェックインが溜まってくると、こういう表示になります。

　チェックインは毎日午前零時にクリアされるようです。
　このときは手近にスタッフがいなかったので、そのまま入店してしまいました。

　なお、スマホを持ち合わせていない人、ご老人､､､､の人のために、手書きで名前と電話番号を記帳するようにもなっています。ローマ字表記の名前と携帯電話番号を書きます。

　小規模の店舗や、熱心でない店ではQRコードが掲示されているだけの店もあります。
　真面目に手続きをしてもよいし、そのまますり抜けても、問題はありませんし、デパート内の各店舗だと、QRコードにしかなく、手書きには対応していていないので、「マイ･ミー･トラサップ」（電話持っていない）で許してくれそうな雰囲気ではあります。

　最後に、注意事項として、一番最初の図に戻ると、チェックイン/チェックアウトが同じ色の組で3組示しています。httpsは各店舗ごとに割り振られているので、この組み合わせで行わないと無効です。
　すなわち、上記の説明では、「画面をバックさせてhttps画面を出す」という方法を示しましたが、これは館内入店後、最初のテナントのチェックアウトから有効なやり方であり、最後、デパートから出る際には、QRコードを読み取るところから行わないと、バックしても最後のテナントのhttpsが表示されるだけなので、注意が必要です。