2枚の月写真を載せています。
・1枚目が成果品
・2枚目は1000枚の月画像から良像50％を選んで重ね合わせ合成した一次処理品

　この2枚目の写真にウェーブレット処理を行うと、1枚目の元写真が出来ます。

　ウェーブレット処理は幾ら資料を読んでも仕組みがわからないのですが、人工地震で地中からの反射波で石油埋蔵位置を探索する技術の中で、ぼやけた画像からノイズを除去して細密画象に変換する技術のようです

　最近ではピンボケ写真をジャスピンの写真に変換するアプリがスマホレベルにも搭載されていますが、多分同じような技術だと思います

　ウェーブレット処理を天文界隈では「あぶり出し」と言いますが、まさに微地形をあぶり出す技術です。

　どのくらいのレベルまであぶり出すかは個人の感性になります。
　あまりにも強度を上げてしまうと、写真として破綻します。
　どぎつく見えるちょっと手前で止めています

どうしてこんな写真が前の写真のようになるのか、今でも不思議です

ちょっと露出過多ですが、昔はこんな写真でも満足していました

　ここしばらくはニワトリ（庭で写真を撮る）で中型のΦ120を持ち出していましたが、昨晩はΦ203㎜のシュミットカセグレン鏡で月を狙いました。

　午前1時から4時まで系外銀河を見ようとしましたが、機材不調､､､
　何となく「アレかな？」と原因が分かった時点で投了。