時期を逸したクリスマスツリー星団&コーン星雲
ちょっと時期を逸してしまいましたが、クリスマスツリー星団です。
FRA400+0.7RD+ASI533MCPro+OPTOLONG L-eXtremeフィルタ
1枚300秒✕6枚(総露光時間30分)、マイナス10℃ Gain360
StarAdventurer GTi赤道儀+ASIAIRmini制御
サイトロンジャパンオリジナル鏡筒+ASI120MMminiによるオートガイド
ASIDeepStack上でのスタック、ストレッチ調整のみ
パタヤ沖合10㎞のラン島(SQM20.45)
+++++
この赤い輝線星雲、自宅パタヤからはうまく撮れなかったものです。
wikiによればこの天体は4つの要素からなっているとのこと、
① コーン星雲
HⅡ領域のことでコーン状(円錐状:写真では三角形)にみえる赤い輝線星雲の部分
wikiによれば、NGC2264の主体部分はこのコーン星雲であると読み取れます。
②クリスマスツリー星団
赤い輝線星雲全体にばら撒かれている若い星の集まり。
Stellariumによれば、NGC2264-178のように部分ごと枝番が付いて分けられています
コーン状に見えるクリスマスツリーに電飾が付いている、この電飾がクリスツリー星団と呼ばれているものであるという感じのようです
③ 暗黒星雲
赤い輝線星雲の中、周囲に黒い切れ込みのように見える部分があります。冷たい水素分子の集合体でこれ自身は光らず光を透過しないので暗黒雲のように見えます。
④ 反射星雲
wikiでは4つの部分と言いながら4つ目についての記載はありません。
類推するに、③のような冷たい水素分子が②の星々の光によって明るく照らされると反射膜のように光り輝いて見える部分があり、これが4つ目の要素なのだと思われます。
冒頭の写真でも白っぽく見える部分が微かに見えます。
+++
https://hubblesite.org/contents/media/images/2002/11/1189-Image.html
ハッブル宇宙望遠鏡のサイトから借用したもの。
冒頭写真のコーンの先端部分が小さく三角形上に黒くくぼんで見えます。
その部分をハッブル宇宙望遠鏡が撮影したものです。
星の材料となる暗黒星雲が凝縮され星が形成されている部分とのこと。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。