タランチュラ星雲
ラン島での撮影成果
大マゼラン雲の中の輝線星雲であるタランチュラ星雲
パタヤの緯度だと南中時の高度8度。
300㎜程度の焦点距離だと肉眼ではほとんど見えないこの星雲もかなりの精度で自動導入できます。その理由として下記写真のように画角の広いカメラを使っているということと、Hα線を発している輝線星雲なので、Hα線等の輝線スペクトルだけを透過するフィルタを使うと、意外と明るく浮かび上がってくるからです。
(トリミングあり)
FRA400+0.7RD+ASI533MCPro+OPTOLONG e-Extreme
1枚60秒✕5枚(総露光時間5分:総露光15分でスタックできたのが5枚)
マイナス10℃ Gain360
StarAdventurer GTi赤道儀+ASIAIRmini制御
サイトロンジャパンオリジナル鏡筒+ASI120MMminiによるオートガイド
ASIDeepStack上でのスタック、ストレッチ調整のみ
パタヤ沖合10㎞のラン島(SQM20.45)
枚数が5枚しかなく、ザラついた画面になっています。
実は3夜間の星見遠征で、初日、タランチュラを見過ごしました。
南中は午後11時過ぎなのですが、何となく午前4時ごろに南中するイータカリーナ星雲と勘違いして、まだまだだろう、、、と。そして気が付いた時は子午線を通過してドンドン水平線に向かっている頃。それでも撮影はしましたが、、、、
2晩目3番目は南の低空に雲があり、結果として、上記の惨憺たる初日の撮影成果のみが残った勘定。
FRA400にレデューサを付けて280㎜にして撮影、、、というか、今回のラン島遠征は280㎜焦点距離で撮影しており、レデューサを外して400㎜に戻すタイミングを逸しています。
トリミング前の元画像。
タランチュラ以外の赤いポチポチも写っています。
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