タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

バッタについて

 

 現在、東アフリカ(エチオピア、タンザニア、ケニア)で猛威を振るっているバッタですが、アラビア半島の海岸沿い、数少ない草地を食べつくし、イランからアフガニスタン、また、チグリスユーフラテスのイラク方面に侵入、そして上記4月の段階で、パキスタンを覆いつくす勢いになっています。


 世界の関心はCovid-19に注がれていますが、東アフリカ諸国では多分検査が追い付いていないのだと思われ、統計上の患者数はまだ少ないのですが、それでも患者数が激増している状況。
 イランイラク等の湾岸諸国は何となくピークが見えてきた感じ、そしてパキスタンは隣のインドやバングラデシュとともに、現在、アジアの感染中心になっています。


 そういった中、バッタがCovid-19に被さって、人々を苦しめています。

 この図は、今日(5/31)現在のバッタの分布図で、4月段階の冒頭の地図では、インドは「無傷」でしたが、1か月たった現在では、インド西部のパンジャブ、ラジャスタンまでバッタが進出して来ています。


 バッタの伝播というものが、風とか雨とか気温とか、何に影響されて広がっていくのかまだまだ勉強不足で、個人的によくわかっていません。ただ言えることは、インド、バングラデシュ、ミャンマー、タイが同じサバナ気候帯に属し、これから雨季で草や樹木が急速に繁茂する時期になるということ。バッタが食料の草を求めて移動すると考えると、草の芽生えに導かれて、タイまでやってくるのではないか、、、と。


 上図の赤い点のあたりからタイまでは3000㎞以上離れています。ただ風などによって飛ばされると、火事の火の粉のように、火元から遠くの地点で火事が発生するように、バッタの生活圏が広がるのでは、、、とも。


 Covid-19が落ち着いたら、南インドに行ってみたいと考えているところであり、重大な関心を持って、見ているところではあります。