タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

BionTechのCOVID19ワクチン中間報告

 昨日の米国株式市場。市場が開くまでのしばらくの間、マイナスでしたが、ファイザーとバイオンテック企業連合がCOVID19ワクチンについて、非常によいレポートを発表するというニュースが流れ、株式市場全体が好転。


 この現象そのものを見ると、いかに人々がCOVID19により抑圧され、予防ワクチンの開発を心待ちにしているかが如実にわかります。ワクチンが開発されれば、インフルエンザ同様の扱いになって、人々は毎年、ワクチン接種して感染しても軽症で済むようなるわけです。


 バイオンテックはドイツ・マインツ大学の先生が始めたベンチャー企業で、主として創薬の研究を行い、これを薬として工業化/販売するのがファイザーで、両社が企業連合を組み、全世界でワクチン製造にしのぎを削っている中、欧州の代表選手として、米国より若干先行する形で、第2相臨床試験を行っているところです。


 昨晩のグッドニュースは第2相試験の中間報告で、結果がよかった、、、というものです。

 ワクチン開発の「光速計画」の工程表ですが、現在、矢印上の4つ目の段階で、4/23からドイツで、5/4から米国でPhase1/2の臨床試験を実施しているところで、昨晩の発表は医学専門誌に発表する前段でのプレスリリースでした。

ウィルス感染による人体での反応、、、ウィルスがどのように増殖していくかという模式図

状況に合わせて4種類のワクチンを同時開発中で、その概要説明なのですが、はっきり言ってよくわかりません。

 現在臨床試験中のいろいろな試験パターンです。1回接種と2回接種、投与量、年齢差、、など。

 ワクチンというのは、いうなれば薄めた毒素を体内に入れるため、いろいろな副作用が出てきます。発熱、疲労感、頭痛、痛み、吐き気、下痢、筋肉痛、関節痛、眠気、、、。結果を言えば、低レベルの副作用は見られたものの、大きな問題はないようです。


 これが抗体が体内にできたかどうかの中間結果のようです。4週間で抗体が最高値になるようで、あとはこれが体の中に長い間定着できるかどうか、、、は、引き続きの試験で分かるようです。


 この好結果を受けて、第3相臨床試験が今月から開始されます。ワクチンを接種した人が、COVID19ウィルスに感染するかどうかを、実地で確認する試験です。
 早ければ、7月末ごろから「ワクチン接種者はCOVID19に感染しても軽症で治癒している」ということが分かれば、ワクチンとしては大成功で、世界的な製薬会社であるファイザーが大々的にワクチン製造を開始することでしょう。