サナームチャン宮殿

　ナコンパトムにはラーマ6世が、タイ最古の仏塔であるプラパトムチェディに参詣する際に使う宮殿があります。

　国家予算を破綻させたといわれるくらい贅を尽くしたものと言われています。
　現在、宮殿跡はナコンパトム市内中心部に広大な敷地を占めていますが、パレスと呼ばれる宮殿は多く見積もって3つの建物群が残っているだけで、「これが国家予算？」という感じの建物ではあります。

　この宮殿跡地の公園に、初日の夕方と二日目の早朝、訪れています。公園だから入園時間がありますが、上記によれば午前中は5時～9時、午後は14時～20時まで。
　昼間は入ってはダメ､､､となっていますが、実際のところはよくわかりません。

　この公園で驚いたのは、小鳥の鳴き声です。聞いたことのない鳥の声が数種類聞こえてきます。タイの地方都市は周辺に広大な農地/森林があり、街の中にそれなりの広さの自然が残った公園があれば、都市公園であっても鳥が豊富にいるようです。今回は両日で1時間ほどの滞在でしたが、ここナコンパトムも含め、地方都市の都市公園を訪れて探鳥するのもアリだなと、思った次第。

　セキショクヤケイ（♂）　図鑑によると尾っぽはもうちょっと緑が勝っているようですけど。公園で飼われているので、これを野鳥そのままか？というとちょっと怪しいですが、ほぼほぼ野鳥固有の特徴を残しているように思えます。

　同じくセキショクヤケイの♀です。これも単独で見かけた場合、派手さのない雌なので判断が難しいところですが、オスとつがいでいましたから、間違えないでしょう。

　タイの公園には野犬が多くいますが、ここは管理されているようで、ヤケイ＝野鶏も安心してエサを探しています。

　これはパタヤでも見慣れたシキチョウです。
　ただし、この写真、2メートルに近接して撮影しています。
　人間を怖がらないというか、こんなまじかで野鳥を撮影できたのは初めてです。