タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

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タイ国内旅行 20 チャイニャート行 ㉑

 水郷の町セナの橋②

トラス橋です。2面のトラス桁があり、横桁が橋全体を包み込むようにトラス下弦材と連結しています。、、、現地で見た時、この側面写真からも見える「縦桁」は木製だと思いましたが、支間的に華奢なトラスだけで構造がモツのか、ちょっと疑念も出て、主要道路から近いので、次回にでも確認します。

 車道と歩道が分かれていて、トラスは車道のみを囲い込んでおり、歩道は荷重も小さいとみたのか、橋梁上部に組んだ門構から吊り下げる形にしています。
 特に自動車走行云々は書かれていませんでしたが、木床版の軌跡を見る限り、バイク主体だと思われます。

 逆三角形一組のトラス橋です。
 一つ一つの部材がそれなりの断面を持っていて、またトラス上弦材側で横部材をしっかり入れて、立体構造としても安定感を感じます。手すり位置に板を水平方向に入れていますが、これも圧縮を受けた部材がつぶれにくくなる効果があり、

 中央支間の支間中央下側に角鋼管が横方向に配置され、これをワイヤー斜材で吊り上げる構造になっています。手すりはトラス形状に組まれていますが、ワイヤーケーブルの方が効いていそうです。

 主塔は背面側に木製バックステー材があり、さらにワイヤーのバックステーもあります。見た目は安心ですが、ちょっとおかしいですね。
 仮に木製バックステーを先に設置してそののちワイヤーを締めあげたら、本来引張が入る木材に要らぬ圧縮が入るだけですし、その逆でもワイヤーと木材の弾性係数の違いで、片効きしそうですね。
 構造に疎い人が、周りの橋を見て、ごちゃごちゃ付け加えた、、、という感じでしょうか?

 タイ語を訳すと
++ 自動車は渡るな
++ 1トンはオーバーウェイト

 危なっかしそうな橋ではありますが、、、。 

 支間広いですね。幅員1m程度の人道橋なので、木桁でもモツのでしょう。控えめに方杖も入っています。
 橋の真ん中で座り込んでいるおじさんは、白ペンキでメンテナンス中。