タイ国内旅行 20 チャイニャート行 ㉞
Seen Seap運河の橋です。
運河は多くの場所で県境になっていて、1橋目~4橋目はナコンナーヨック県とチャチュンサオ県の県境。5橋目はパトゥンタニ県に架橋されています。運河に沿う道はバンコク都に向かう道路ですが、多くの県を通過してバンコクに向かうことになります。
Seen Seap運河には、バンコク都内では定期航路があり、バンコク都民の通勤通学の足にもなっています。ただ、ここまでくると、一応、航路限界が設定されていて、中央径間で航路を跨ぐ形にはなっていますが、日常は、小さな船が行き来するだけです、、、でもまあ、船が通行するだけでも、日本にはない風景なので、情緒を感じます。
自動車用に表面に縞鋼板を張った床板を別途敷いています。ある程度の厚さがあるので、縞鋼板は型鋼で補強されているようです。
一応、メンテナンスというか、木製床板が抜けているところは補修されていますが、段差がそのまま残っているので、躓いてしまいます。
まあ、夜は歩かない方がいいという状況です。縞鋼板の床板は、桁の上に置いてあるので、下の木の床板が抜けていても、一応OKな形にはなっています。
通学路であり、モスクに通う橋でもあるので、しっかりとメンテナンスされています。
一応、県境なのですが、宗教上の理由で、仏教系寺院に併設された学校は仏教徒、モスクに併設された学校はムスリムと分かれているようで、いわゆる越境入学のようです。バイクも走行可能で、真ん中を走行するようです。
手前、右の方にたたずんでいるのは、スキハシコウです。嘴が透けて見えるのでスキハシ、コウノトリの一種です。
歩道バイク道分離です。うっかりとバイク道を歩いていると、橋のたもとでバイクが待っていてくれたりします。
尖塔が見えますが、これもモスク併設の学校の通学路になっています。
右手から橋が伸びていきますが、中央支間に掛かるところに段差があり、歩道橋であることがわかります。
自動車を通そうとすると、幅員も必要ですし、荷重制限するにしても、桁を分厚くしたり、車輪位置に桁を配置するなど、桁を増やす必要がありますが、バイクであれば人道橋にちょっと手を加えれば通行可能だとおもいます。でも、この橋はあえて人専用橋。
方杖とトラスを混用した橋。ただし斜材はずいぶんと緩やか。
以前は、自動車も走行していたようですが、現在は、手前側に「お邪魔棒」が立っていて、人道橋(バイクも走行不可)になっています。
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