タイ国内旅行 21 アユタヤ県行 ⑦
パックハイ郡。アユタヤ県の北西の角にある郡です。
アユタヤ県には数多くの運河が網の目のように整備され、運河の合流点に多くの街が出来ています。アユタヤは14世紀から400年ほどタイの王朝があった都市で、大河川チャオプラヤにいくつかの河川が合流する地点、物流の拠点であり、後背地の広大な穀倉地帯が王朝成立の一要因であったことがうかがえます。
バックハイの街も全域が水郷とでも呼べる街で、街の中心部は高床式になっていて木製の床の下は川/沼になっています。その街の中心街に架かり、街で最も大規模な橋梁です。
สะพานสมประสงค์ ソムプラソン橋 意訳で「目的にかなう」というような意味。木を彫りこんだものですが、耐久性はなさそうですが、非常に立派な橋名板です。
ゲルバーという形式です。左右の側径間から主塔を通り越して桁が片持ちで張り出されていて、中央の桁は真ん中に落とし込む形式となっています。
中央の桁を受けるために、主塔から1.5mほどのところに横梁が設置されていて、中央の桁はここに引っ掛けられています。
また中央の桁は主塔から張り出されたワイヤーで吊られた形、斜張橋形式になっています。
人道橋ですが、バイクも通れそうです。
主塔の塔頂に照明が設置されています。ごく一般にありそうな風景ですが、他で見たかな?と自問しても思い浮かびません。
ワイヤーは主塔を貫通して設置されているアイボルト(ボルトの両端に孔が開いている)に固定されています。アイボルトは左右から引っ張られる形になり、逆にいえば「抜けない」構造になっています。
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