タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

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国鉄北線:疑問一つ解決

 国鉄北線(バンコク~チェンマイ)のバンコク近郊のランシット付近まで、写真にあるような高架鉄道工事が進められていました。


 この高架橋は現存の国鉄の線路の上に架けるもので、下に鉄道を通しながらの建設工事ですから、困難な工事であるように見受けられました。


 鉄道の高架化はバンスー駅~ランシット駅間の30㎞ほど。
 上記記事は、現存のランシット駅を廃して、橋上駅の新設ランシット駅に切替えるというものです。


 現在、タイ国鉄のメインの路線は非電化で電気機関車にけん引されるなどして、列車が運行されています。この高架橋の上には電線が張られ、電車用の線路、、、というように見えました。


 今まで抱いていた疑問がありまして、それは「果たして現行の非電化列車は高架橋を使うのだろうか?」ということでした。タイ国鉄のことだから、高架橋は新規路線として運行する電車用の高架橋で、非電化の在来線は従前のように地面の上を走る、、、などといいだすのではないか?と、思っていました。


 何を馬鹿な、そんな非効率なことをするわけないじゃないか、、、と考える方もいると思いますが、一筋縄ではいかないタイのこと、前例があります。


 バンコク中心部からスワンナプーム空港の行く電車線はタイ国鉄の上に高架橋で整備された線路を使用しますが、タイ国鉄東線は高架橋下の地面を依然として通っています。空港線は30分に一本程度の路線であり、空港線だけで使ったらもったいないだろう、タイ国鉄も高架橋を使えばいいじゃん、、、と素人目には見えるのですが、依然としてタイ国鉄は地面を走っているので、付近の人は鉄道で遮られ、自由交差が出来ない状態です。