タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

タイ国内旅行 27 北部低地 ㉘

Wat Rang Nok の橋(ヨム川)
橋長90m、吊り橋支間長60m

 一言で言えば吊り橋なんですが、吊り橋主塔を河川断面内に入れて、吊りケーブルはそのまま後方に伸ばし、堤防上の第二主塔上部を経て、背面側アンカーされています。
 あんまり見ないというか、一番近いのがチェンマイのダム湖の吊り橋のような形式です。

 第一主塔と第二主塔の間は鉄筋コンクリート造でつながっています。
 理由ですけども、
++ 第一主塔を河川内に入れたのは吊り橋部分を短くしたかったから
++ 第二主塔を設置したのは、第一主塔からそのまま下に下ろすと堤防道路の建築限界を犯すから?
++ 鉄筋コンクリート構造で繋いだのは、橋梁全体の安定性確保?
 いろいろ検討した結果なのでしょうが、余り見えてきません。なぜならば、橋長にしろ吊り橋支間長にしろ、他と比べてそれほど大規模ではないので、素直に、普通の吊り橋にした方がよかったのではなかろうか、、、と思います。

 吊り橋歩廊は無補剛で、橋軸方向にワイヤーを張り渡し、その上に木製の歩廊を設けています。

 歩廊下のケーブルは3本、写真を撮っているちょうど上あたりに設けられたコンクリート横梁に定着しています。歩廊そのものは吊りケーブルで鉛直に吊り上げられますが、交通荷重が載れば下に撓みますので、それをこのケーブルで支えている形になります。

 吊りケーブルは下に懸垂させておらず、随分上を通過させています。
 吊りケーブルに沿って斜張ケーブルっぽいが左右二組見えています。確認不足ですが、kのケーブルは歩廊に沿わせて反対側の斜張ケーブルに繋げた形になっていると思われます。

 釘の位置が一直線上に並んでいません(途中でずれています)。ハンガーロープのところに設置した横桁に釘で一体化された縦桁が引っ掛けられているため、かけ違いでずれてしまうからです。


Wat Ban Maiの橋 (ヨム川の橋)
橋長108m、吊り橋支間長83m
前述の橋とほぼ同一形式で、直線距離で約5㎞下流に架橋されています。

 ヨム川は渇水状態で、このままだと徒歩で渡れる感じです。

河川内主塔の高さ1.5mほどのところに白いペンキで、タイ文字が書かれています。

 

左側がแม่ メー、母。右側がพ่อ ポー、父。意味のない落書きなのか、何かタイの習俗に根差したものなのか、今後の検討課題です。