タイ AZワクチンの輸出規制検討?
タイが自国に振り向けるワクチンを確保しようと、タイ国内で生産するアストラゼネカワクチンの輸出規制を行う検討をしているとのこと。
記事によれば7月600万回分、8月以降1000万回分のワクチンがタイに振り向けられる計画であったとのことで、これはタイ在住者にとって既知の情報です。
しかし記事には、タイ国内で生産される1/3をタイに振り向ける、、、結果としてそれが8月以降1000万回になる、、、としています。
そして同時に、生産はそのレベルに達していないとも。
タイはアストラゼネカと協議するとしており、ワクチンをタイ国内で生産しているサイアムバイオサイエンス社が協議相手ではないようです。
サイアムBS社は取締役にタイの軍人さんがずらり並ぶ、ほぼイコールタイ国営企業です。タイの横紙破りの申し入れを、アストラゼネカがそう簡単にOKするとは思えません、、、8月以降2000万回分は、そもそも台湾やフィリピンに供給されるものだからです。
最近、SNSに投稿された古い動画があります。タイの国会で野党議員の「なぜタイはファイザーやモデルナと契約しないのか?」との問いに、保健大臣が「タイで生産するアストラゼネカがどんどんワクチンを製造するので、ファイザーやモデルナの置き場所が無くなる」、、、から他メーカと契約しないのだ、、、と答弁。
そもそも、サイアムBS社はワクチン製造などしたことのない会社で、そのような会社がフル操業して最大能力を示した時の生産量で、タイ国内のワクチン計画は作られていたわけです、リスク管理が出来ていないお話。
上記記事では保健大臣も言っているようですね、、、舌禍の多い人なのと、素人受けする発言しかしない人なので、これは気にしなくてもいい記事です。
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