ファイザー/バイオンテック 正式承認
昨日からファイザー/バイオンテックワクチンが米FDAで正式承認されたニュースが流れており、ワクチン接種が推進される、、、という一般的な論調になっています。
今までは緊急承認なので「ちょっとまだデータが集まっていないけど、悪くなさそうだから国の責任の中で使ってもいいよ」という状態なものが、「薬として正式承認しますので」という一般的な医薬品になったわけですね。
アメリカはワクチンワープスピード計画でワクチンを生産開発しているので、製造各社で状況はまちまち。
ファイザー/バイオンテックは自社の金でワクチン開発治験等を行っているので、米政府に対する提供義務は少なく、他方、モデルナは弱小企業で米政府から開発費用や生産施設の資金をおんぶにだっこされているので、当面、ワクチンを生産しても米政府に無料で一定量渡す契約になっており、これも日本等にやってくるモデルナが少ない理由の一因。
タイに限って言うと、アメリカFDAで承認された医薬品は、タイFDAに申請するとおおむね30日以内に承認され、民間でも輸入が可能になるようです。
世界中、ワクチンは品不足なので、タイの民間企業がファイザーと直接交渉して輸入することが可能かどうかは不明ですが、逆にいえば、ファイザーのタイ国内代理店が、タイ国内向けにワクチンを売り出すことが可能になるので、来年以降の追加ワクチン接種については、だいぶ状況が変わりそうです。
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