タイ国内旅行15 イーサンクメール遺跡を巡る ③
今日の午前中は、ブリラム県の遺跡を廻る旅で、最後、カンボジア国境を越えて、遺跡を見に行きます。
昨日、パノムルン遺跡を見たため、今日はこれを通り過ぎて遺跡に行く形だったのですが、Ipad上で別の遺跡の位置を押してしまったため廻る順番が変わってしまい、40㎞ほど、遠回りすることになりました。時間にして1時間弱のロス。
結局、google地図を利用しているわけですが、縮尺や方向が自在に変わって見やすいといえば見やすいのですが、紙の地図でわかる相対的な距離感がつかめません。
昨晩もここで食べましたけど、昼間、近郊へのソンテウ乗り場になる広場に、朝夕、屋台が出ます。ナンロン中心部、ホテル脇の広場です。
今朝はムーピン(豚串)とカウニャウ2ケ。
イーサンに上る太陽、出発は6時半、走り始めてすぐ日の出。この時には気が付かなかったのですが、次に行く遺跡を入力ミスしており、40㎞程遠回りをしている最中の写真。
路肩もない4桁国道ですが、首都アンコールワットから四方向に延びた王道のうちの一本。タイ国内からピーマイ神殿(6日目に行きます)までほぼ直線に延びています。昨日見たプラサートルン神殿、これから見るプラサートムアンタム神殿はこの王道に沿ってあり、また宿駅、施療院(旅人の病気を治療する場)がほぼ4kmごと設置されました。
よく立ったまま残った。宿駅の一つ。実際は、こんな感じの遺跡ばかりなのだと思います。それを石を積みなおして、現在みられる形に整備しているわけですが、どっちがいいのか。
それにしても、壁の断面は1m厚ほど。経済的な範疇を大きく超えた、権威を表わすためだけの建築のように思えます。もちろん、木や草、葉っぱを作って建てた建物は当然、現存もしなかったでしょうが、5年10年ごとに建て替えれば、十分用に供したでしょうに。
プラサートムアンタム、訳すると下の町の寺。昨日のプラサートルンが山の頂上にあるのに対する意味。規模はこちらの方が大きいです。合わせ技一本で世界遺産申請中。
見事ななまぐさ石
門の上の梁、なんですけど、裏側から見ると、支間中央に荷重をかけない工夫。本来であれば、この凹部に像などを設置し、有効利用というか、違和感を感じさせないようにしていたのではと、思います。
ラテライトは、最初はボロいなというか、貧相だなと思っていましたが、面がきれいに揃うと見事だなと。でもこれって、再建されたもの?この時には判断できませんでしたが、たくさんの例をみると、作り直しかな、と思います。ただし、作った当初は、こんな感じできれいに、立派に見えるわけで、当時の人たちが、誇らしく作った理由は理解できます
寺院には必ず池があり、季節柄、ハスが見事。午前中だけの楽しみ。
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