タイ東部鳥見行21年11月
既報の如く、全体行程の半分で尻すぼみになり、特に、Khao Soi Dao野生動物保護区の
早朝時間帯で鳥を見られなかったのは残念ですが、計3か所見て回った鳥見の成果は、
まあまあなものでありました。
◎ Phra Chedi Klang Nam(Rayong川河口)
改めて「Phra Chedi Klang Nam」を訳すと川の中州に立つチェディ(仏塔)という意味
Black-naped oriole (コウライウグイス)
最初、川の対岸の梢にいるのを確認、飛翔の姿も撮りましたが、ボツ
川沿いの遊歩道を歩いていると岸辺近くの木に止まってくれました。
日本でも日本海側に旅鳥として飛来することがあるようです。
Collared kingfisher (ナンヨウショウビン) カワセミの仲間です。
最初、南部の河口で見て、南部の方しかいないのかな?と思っていました。
図鑑の生息域を見るとパタヤも含まれますが、マングローブ林がないとダメっぽいです。
前回、この場所に来た時にも遭遇、その時は鳥カメラで無かったので今回は満を持して。
カラフルな鳥なので、暗いマングローブ林の中でも目立つ鳥です。
しばらくはじっとしてくれる鳥でもあり、撮影は比較的容易です。
日本だと宮古、石垣、西表、与那国など南西諸島で観察されています
◎ Sapan Raksamae(ラクサメー橋) Prasae川河口
Whimbrel (チュウシャクシギ)
コシャクシギ、チュウシャクシギ、ダイシャクシギ、一番嘴が長いのがホウロクシギ。
小、中、大と並べたのだから、統一感のある名前にしてほしかった、、、
川岸の木に、5羽程度の群れで数群、憩っていました。
「しゃく」は、笏(聖徳太子像が持っているもの)かと思いきや、尺だそうです。
◎ Khao Soi Dao野生動物保護区
Green peafowl (マクジャク)
孔雀というと、公園のゲージで飼われていたちょっとみじめな鳥、、、というイメージ
こちらは野生ではありますが、公園事務所付近で観光客から餌をもらっているので、
「半野生」という感じです。タイだと、各公園で鳥を看板にしていますが、
積極的に餌付けすることはないにしろ、野鳥が集まりやすそうな木を駐車場に植えるとか
塩を混ぜた土を置いて鳥に食べさせる的な環境づくりをしているようです。
Crimson sunbird (キゴシタイヨウチョウ) ♀
種の同定に3時間ほどかかりました。実は、まだちょっと自信がありません。
全体的に鳥の雌は地味な外見が多く、雄のように一目見てコレという同定は難しいです。
この鳥の場合、嘴が長くて先端が細く曲がっているので、タイヨウチョウであることは
一見してすぐわかります。あとは、生息域と写真等から種を同定していきます。
タイの場合、南部の鳥と北部の鳥は外見が同じでも種が異なっている場合もあり、
図鑑A、図鑑B、ネット図鑑、、、をみて生息域で篩にかけていきます。
今回のKhao Soi Daoは、愛鳥家の中では著名な場所で、このキゴシタイヨウチョウだと、
Khao Soi Daoだけ周辺から孤立して生息が確認されています。
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