橋脚に意味のないお飾り ラヨーンの橋②
この橋、前回10月に来た時にも確認はしていましたが、近づいてみたのは今回初めて
狭い水路に架かっている橋で、全体を俯瞰するような視点がありません。
ただ、鬱蒼としたマングローブ林の中に、巨大な人工物があり、ナニコレ?状態。
干満の差があるマングローブ林なので、橋を川の中に作ろうとすると土台(フーチング)が
ゴツクなるわけですが、いい悪いは別として、設計者としては橋に新規性を打ち出したい
と思っても、土台部分が余りもにもゴツクて、ゴチャゴチャしている感のみ。
どんなに引いても、両側の脚をカメラ視覚に入れられません。
橋上風景、、、でもこういうのって、随分と昔、京王とか小田急の稲城とか八王子あたり
に作られた町にありそう
日本なら、白い半円形二つと、4本のH鋼柱の意味を、文学的に説明するんでしょうね
若い力、、、とか、左右から人が助け合っている、、、など。
あまり詳しく見ていなかったので次回まわしにしますが、
白い2組の半円形桂は、側面から橋を支えているようで、実は自分の安定を保つために、
寄り添っているだけのようです。
橋を支えるメインの部材、主桁ですが、トラス(鋼材を三角形に組む)でありながら、
一番端部の鉛直部材がありません。これでモツのかな? 人道橋だからいいのか。
左側のH鋼柱と橋の間に隙間が見えます。右側は斜路を支えているように見えますが
左側は単なるお飾りのような感じがします。
口直しに前回10月の時に、詳しく論評した変な橋。
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