アルカスイス互換
「アルカスイス互換」という言葉を聞いたのは、鳥用レンズをグレードアップしようとし
ていた時期。その時に、何となくネット検索をしてわかった気にはなっていましたが、アル
カスイス互換は三脚を使わないと目にすることはなく、結局、手持ちで鳥カメラを使い始め
たので、理解していないままでした。
星空写真をポータブル赤道儀で撮影することになって、初めて、アルカスイス互換を理解
しました。
これは現時点で、三脚の上に乗っている「自由雲台」で、Quick Shoeと書かれている最上
部辺りの構造をアルカスイス互換と言います。
一番上の部分をアリガタといい、その下の部品をアリミゾと言います。
従前は上記のような構造で、カメラのお尻の部分に切ってあるネジ穴に、自由雲台の頂部
のネジをねじ込んでカメラを固定していました。これだとカメラを付けたり外したりする
時、カメラをぐるぐる回す必要があり、首掛け紐などがあると三脚に絡まったり、カメラが
手から滑り落ちるなどという悲惨な事態も。下のネジを回せばいいものもありますが、面倒
です。
正確には「アルカスイス互換のクイックシュー」というものですが、アルカスイス社とい
う会社が最初に使い始め、それがデファクトスタンダードになったものらしく、カメラの下
にクイックシュープレート(アリガタ)を付けておけば、それを三脚頂部のアリミゾにはめ込
んで締めればそれで固定され、外す時もノブを緩めればすぐ外せます。
最近の望遠鏡もこのクイックシュー形式が用いられており、鏡筒の下にある緑色の部品が
アリガタで、これをカパッと架台側のアリミゾにはめ込む形になっています。
望遠鏡はニッチな分野ですが、カメラはどうなんだろうな、、、
最近の人は皆さん、スマホで写真を写されるので、本格的な三脚など使わないだろうし、
アルカスイス互換も一部のマニア的な言葉なんでしょうね。
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