タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

イータカリーナ星雲

 昨晩、何気なく星見アプリで、今、パタヤで見える星はなにがあるかな、、、と流し見し
ていたところ、ちょっとボリュームのある星雲を発見、クリックすると「イータカリーナ星
雲」と表示されました。


 画面の右上にある薄く見える白い円がLMC、Large Magellanic Cloud、すなわち大マゼラ
ン星雲で、全天で最も大きく見える星雲です。日本からは見えませんが、天文ファンなら名
前は知っているという星雲で、南半球に行ったら南十字とともに、見てみたいものと思って
いるもの。


 画面のほぼ中央、雲のような銀河の中にある円。このアプリでは円は大きさを示しています。大マゼランに比べると小さいですが、それでも結構大きく表示されています。
 クリックすると「η Car Nebula」、直訳すると「りゅうこつ座イータ星の星雲」、イータ
カリーナ星雲と呼ばれているようです。ちなみに日本では元となったラテン語を厳密解釈し
て、エータ・カリーナとしています。

 (wikiより拝借)
 星雲なのに、「りゅうこつ座イータ星の星雲」と星の名前を付けて呼ばれている由縁は、
中心に太陽の100倍以上の質量をもつ超巨星が二つあって、その光度は太陽の400万倍。そ
れら巨星から過去に放出された大量の物質が光り輝いているからとのこと。形状から「人形
星雲」とも呼ばれているようです。

 これらはGoogleで「イータカリーナ星雲」を検索すると出てくる画像です。これ全て同じ星雲?と疑いたくなるくらい、さまざまな画像が出てきます。
 多くはハップル宇宙望遠鏡の画像のようで、人間の目には見えない波長で撮影されています。

Eta Carina Nebula | エータカリーナ星雲 | Photo of the Life
 日本人の方の撮影された写真を拝借。特殊フィルターを使用しています。
 これが、地球から写せる星雲の全景です。

 星雲そのものの大きさは面積比で、オリオン大星雲の3-4倍程。
 ただし、オリオン大星雲の光度は4等級に対してイータカリーナの光度は6.2等級。


 これはパタヤから見たイータカリーナの南中時点(最も高度が高くなる時)の様子で、17
度の高さまで上って来るようです。北極星が12度なので、これに比べれば随分と高い位置と
なります。


 前記の日本人の方が撮られた写真でも、Hα線を強調できるナローバンドフィルターが用
いられているようで、現在の手持ち機材だとこのレベルまでは難しい状況ですが、撮影にチャレンジしたいと思います。