タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

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小惑星 大気圏突入

 大気圏とは、高度500㎞辺りまでのことを言うようです。


 ただし、いわゆる、大気圏突入という場合、大気の密度が上がり、機体の加熱が始まるのがおよそ高度120㎞位からだそうで、逆にいうと、おおよそ高度100㎞以上は大気がほとんどなくなるため、一般には宇宙と言うようです。

  上記の絵、最近、SNSの天文好きの間で、
 「科学知識の欠片もない」と揶揄されているもの。


 曰く、地球が丸く描かれている、、、


 小惑星が大気圏に突入して、加熱されている絵ですが、加熱が始まるのが高度100㎞とい
うと、何かよっぽど高い高度のような感じもしますが、地球の直径が12700㎞なので、地球
表面から見れば、ホンの薄皮、ごくわずかの高さということになります。


 だから地球は、こんなに丸く見えるはずはありません。
 地球と小惑星を同じ絵に入れようとすると、ほとんどが地球表面になるか、仮に落下方向を真横から見たとしても、極々、地表に接する位置で、かろうじて小惑星が赤く光り始めるわけです。

 上図、1988年から2022年までに地球表面に落下した小惑星(観測されたものだけ)です。
 黄色い丸は広島型原爆とほぼ同規模の爆発力があったもの。
 赤丸は2013年のチェリャビンスク隕石で、小惑星の直径は15m。高度15㎞付近で空中爆
発したようで、死亡者はいなかったようですが、1500人近くの人がけがをしたとか。


 3/11にも小惑星の落下があり、この時は、落下2時間前に発見され、グリーンランドに落
下するところまで、観測が続けられました、、、でも発見はわずか2時間前で、地球落下前に観
測が出来た小惑星としては5番目とのこと。


  地球に落下する小惑星をロケットで撃ち落とすなどという計画もあるようですが、実際
には落ちてくる小惑星を見つけるだけでも、現代科学を使っても至難の業のようです。