署名をしみじみ読む
将棋連盟は公益社団法人で、正会員 249名だそうです。
これは将棋連盟が支部会員に配る布将棋盤の裏地です。
会員限定ですが、画像はメルカリに出ていたものを拾ったもので、1000-2500円位。
最上段を見ると、加藤一二三、中原誠、淡路仁成、伊藤果など引退棋士も名を列ねます。
トーナメント棋士を卒業しても、会員として会費を納め、時にタイトル戦の立会人などを
務められています。
各人の署名を見ていると味わいのあるもので、50歳以上の棋士だと、多少字が稚拙でも、
それも味わいというか、その人の個性が出ているなあと思います。
線の細い人はほっそりとした字を書くとか、日ごろの言動や棋風がでるものです。
対して30-40代棋士の署名を見ると、それなりの字を書く人がいる中で、
だらしない字が目に付きます。こんな字を書いているから将棋も、、、と思ってしまいます。
20代棋士を見ると、稚拙な字を書いていると将棋は上手くならないぞ、、、と。
先輩の字と自分の字を見比べて、目標にする先輩の字に倣え、、、
まあもちろん、超大物の悪筆もいますので、、、
伝統文化としての将棋を標榜するのなら、自分の名前くらい毛筆で書けないと。
棋士はいろいろな場で揮毫を求められるので、字が上手いのも商売の一部ですから。
ある面、何事も向上心ですから。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。