順位戦B級2組成績表
12/13に行われた7回戦の結果を反映した成績表
成績上位者だと、6勝1敗が2名、5勝2敗が5名。
上位3名が来期B級1組昇級です。
あと3対局残していますから、4勝3敗の棋士も残り全勝して順位が高い棋士であれば昇級も可能といったところでしょうか。
個人的にだれを応援するということではありませんが、なるべく若い棋士が上位クラスに上がっていき、ゆくゆくはA級10人の枠に入って、藤井名人に対決してもらいたいものと思いながら観ています。
名人戦はA級にならないと挑戦権そのものの争いに加われないのと、順次世代交代していかないと見ている側としては面白くないので。
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降級点が付くのは下位20%の棋士で、今年度は7名の棋士に降級点が付きます。
現状を見ると4勝したとしても、順位が悪いと降級点がつきそうではあります。
なお左欄が青で色づけられている棋士は、すでに降級点1が付いている棋士。
B級2組は降級点が二つになると、次期はC級1組に降級になります。
下位の棋士を見ると61歳の中村修九段を筆頭に、大方が40歳50歳代の棋士。
まあこの中で60代の中村さんが頑張っているのはものすごいことなのですが、現状でゼロ勝7敗なので、残留はきつそうですね。
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プロ棋士といわれる棋士は総勢で170名程度
A級が10名、B級1組が13名、B級2組が28名、ここまでで51名。
おおよそ上位1/3がこの3つの組に所属します。
これらの組に在籍しているというだけで、実は強い棋士ということになります、
対して順位戦最下層のC級2組は総勢55名。
若手プロ棋士はまずこの組に属して上を目指すわけですが、上の組で戦ってきた年長の棋士が、力衰えて滞留していくのもC2。
このC級2組の下にフリークラスという順位戦に参加する資格が無くなった棋士もいます。
順位戦は棋士のランクを決めるでなく、順位戦に参加することによる報酬、、、通称基本給と呼ばれる金額に直結するランクなので、参加する棋士については切実です。
昇級は昇給に、降級は降給に直結するわけです。
それを脇から見ていて、××は最近活躍していないから下位へ落ちて、代わりに若い棋士が上がってほしいなどと思うのは実に人非人的な見方ではあります。
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