タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

タイ全土・夜間外出禁止令発令

 4/2 午後18時より首相の演説がありました。
 さすがに同時通訳的に首相の演説内容は理解できないので、事前にニュースリリースされている新聞報道によれば、covid-19の感染の広がりを抑えるため、4/3より、夜22時から翌朝4時までの間の外出を禁じる夜間外出禁止令(Curfew)をタイ全土に向けて発令するとのこと。なお例外として、医療従事者、医療品搬送、患者搬送、燃料輸送、空港(駅等)への往復が認められるとのこと。


 今まで2回の演説ではマスクをしており、そのマスクの付け方が、いかにも取ってつけたような感じでしたが、今日はマスクを付けていません。声もよく通り、これはこれで正解だと思います。


 現在、外出自粛勧告がタイ全土に発令されていて、人々に不要な外出を避けるよう強く指示されていますが、これには罰則がありません。


 しかし今回のCurfewは罰則を伴う禁止令であり、違反した場合、警察or軍隊により拘され、現在報道されているところによると、2年以下の懲役 and/or 4万バーツ以下の罰金が課せられます。

 日本人は平和ボケしており、一足先に全土に外出禁止令を発した隣国マレーシアでは、外出禁止令下で朝のジョギングをしていた日本人駐在員等、官憲に拘束されたとの報道もあり、気を付けなければ、、、と。


 ただし、夜、早ければ7時半くらいにはベッドに入って読書しながら就寝し、ゴルフのない現在、朝は6時半ごろに起床する生活を送っているので、私には全く影響を及ぼさない、禁止令ではあります。


 タイ政府が上手いなと思うのは、最初、外出自粛勧告で緩く外出を抑え、県境での健康チェックなどで移動を緩く制限し、その間、各地の知事が県内での感染者の急増を受けて、県独自で夜間外出禁止や流出入規制を行い、、、、そして本日のタイ全土での夜間外出禁止令の発出。徐々に、国民側の不平不満のガスを抜きながら、感染広がりを抑えるにはより強い制限が必要という思いを、国民自らが感じるように誘導しています。


 現政権はクーデタで民主政府を倒して政権を取り、選挙を実施したものの、反対勢力を憲法違反などで解党させるなど強権とも思える政権運営で今に至ります。民主政権である隣国マレーシアは、いきなりCurfewを発しましたが、タイでそれを行うと、民衆の反発を強く受けると思ったのでしょう。徐々に徐々にCurfewまで持ってきました。


 あと残り出そうな指令として、
+外出禁止令の時間を昼間側に伸ばす、、、夜8時から翌朝7時までなど
+県外移動禁止令を全土に適用する
 この程度しか残っていないのと、これらは現在の生活状態を大きく変えるものではないので、「来るんだったら来い」と、ある面、開き直り状態になっています。