天の川銀河
実は、私が天文を始めた頃は、我が太陽系がある銀河のことを、銀河系とか、単に銀河と
呼んでいました。
そのころから約半世紀、、、天体に関する情報がいろいろと増えかつ変化し、我が太陽系のある銀河を、単に銀河とか銀河系と呼ぶと、他の銀河と区別がつかないということになり、
現在は、上記天文ガイドにあるように、「天の川銀河」を呼んでいます。
これに合わせて、星雲という言葉も整理され、かつてはアンドロメダ大星雲などと、
天の川銀河と同様規模の銀河に対して、星雲という言葉を使っていましたが、今では
アンドロメダ(座)銀河と呼ぶようになっています。
星雲は、天の川銀河系内の「ガスやチリの集まり」で、星が誕生したり星の寿命の最後に
爆発したものの残骸などを呼ぶようになっています。
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ここで、そういった変化になじめず、あるいはまた頑なに、天の川銀河と呼ぶことに
異議を唱えたり、あえて流れに棹差して、アンドロメダ大星雲と呼んでいる人がいます。
ある人の論旨は、日本古来の天の川という言葉と、中国の漢籍由来の銀河を繋ぎ合わ
せた語的センスはいかがなものかというもの。
アンドロメダ大星雲って言っている人は、単なるノスタルジーなのかな、、、
ともあれ、世の中、怒っている人がいろいろいるなあと、思うばかり。
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